朗報? それとも悲報? CLの各国出場権配分が変更、ランク1~4位は全4チームが本戦出場

小国のチャンピオンチームはCL出場がより過酷になるルール改正

 欧州最強クラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は今季も数々の激闘が繰り広げられている。6日からは決勝トーナメント1回戦の第2戦が始まるなか、UEFA(欧州サッカー連盟)は1日、公式サイトでCLおよびUEFAヨーロッパリーグ(EL)のルール改正を発表。各国の出場権配分が変更されることなどが正式決定した。

 最も大きな変更は、やはりCLの出場権配分だ。今季まではUEFAランキング1位から3位の国の上位3クラブ、4位から6位の国の上位2クラブ、7位から12位の国の上位1クラブ、そして前年度のCL、EL優勝クラブに本戦の出場権が与えられていた。しかし、2018-19シーズンからはUEFAランキング1位から4位の国の上位4クラブ全てが出場権を獲得。5位と6位の国は上位2クラブ、7位から10位の国の上位1クラブ、そしてCL、EL優勝チームが本戦出場する形になるという。

 プレミアリーグやリーガ・エスパニョーラの4位になったクラブはCL予選出場が課せられていたが、そのルールがなくなったことで上位4チーム全てが本戦の切符を手にする。

 ランキング上位の国にとってはプラスとなるルール改正だが、一方で小国のチャンピオンチームにとってはCL出場がより過酷になったと言える。その“救済”の意味があるのか、CL予選3回戦とプレーオフに出場したチームは、敗れた場合でも全てがEL本戦に出場できるという条件が加えられている。

 また、グループステージ以降のフォーマットに変更はないものの、試合時間が変更。現地時間20時45分キックオフが、18-19シーズンからは現地時間18時55分と21時の2パターンで開催される。

 今回のルール改正によって、欧州各国のパワーバランスはどのように変化していくのか。今後も欧州最高峰の舞台から目が離せそうにない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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