バルセロナ、メッシの直接FK炸裂も… ラス・パルマスに引き分けでライバルが急接近

エースが今季4本目の直接FK弾に成功も、後半にPKを献上してドロー決着

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのフリーキッカーとしての能力がまたしても爆発しながら、バルセロナの背後に気づけばライバルたちが近づいてきた。リーガ・エスパニョーラ第26節ラス・パルマス戦に臨んだバルサはメッシの直接FKで先制したものの、11に追いつかれて引き分け。2位アトレチコ・マドリード、3位レアル・マドリードとの勝ち点差が詰まった。

 試合は前半21分、ゴール前約25メートルの位置で直接FKを得る。同10分に同じような位置で直接FKを蹴っていたメッシは、相手GKとの駆け引きに成功。鮮やかにサイドネットに突き刺した。セットプレーで華麗に叩き込んだメッシは今季リーガで4本目の直接FK弾と、勢いに乗ったかに見えた。

 しかし後半2分、ペナルティーエリア内でフランス代表DFリュカ・ディーニュがハンドを取られてPKの判定が下る。バルサにとって初となるPK献上をラス・パルマスFWジョナタン・カレリに決められて追いつかれると、スコアは動くことなくタイムアップの笛が鳴った。

 敵地での勝ち点1と考えると悪くはない結果で、開幕からの連続不敗記録を26に伸ばした。しかし、リーガ戦ここ5試合で3引き分けと、勝ち点3を獲れないことが続いたことで、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコと勝ち点5差、ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアルも同10差まで近づいてきている。

 そして何より、次戦は現地時間4日、アトレチコとの首位攻防戦となる。本拠地カンプノウでの戦いとなるものの、ここで勝ち点を落とすようなことがあれば、リーガ終盤戦は一気に風雲急を告げることになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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