計9人退場で試合中止の異常事態 衝撃顔面パンチ&大乱闘劇に海外メディアが反応

ヴィニシウスの挑発的なダンスをきっかけに、両軍が入り乱れる取っ組み合いに発展

 ブラジルのバイーア州選手権、ヴィトーリア対バイーアのダービーマッチで両チーム合わせて9選手が退場する異常事態が発生。退場によりヴィトーリアは6人となったため、規定により11分を残して試合が打ち切りとなった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 事の発端は、選手のゴールパフォーマンスだったという。後半5分、バイーアのMFヴィニシウスがPKを成功させて試合は1-1のタイスコアとなった。

 この時、ゴールを決めたヴィニシウスはヴィトーリアのサポーターが陣取るスタンドの前で挑発的なダンスを踊るゴールセレブレーションを行った。

 これがヴィトーリアの選手の怒りを買い、そこから両軍入り乱れる乱闘に発展。ヴィトーリアDFカヌーがヴィニシウスの顔面にパンチを見舞うなど激しい取っ組み合いとなった。ここでヴィトーリアは元川崎フロンターレのMFハイネルを含む3選手、バイーアは2選手にレッドカードが提示された。

 ダービーマッチという特有の雰囲気もあり、試合のボルテージは高いまま続行。その数分後にはさらに両チーム一人ずつ退場となり、さらに試合時間が残り13分となったところで、ヴィトーリアのDFブルーノが2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

 ヴィトーリアはこれで5人が退場。ルール上1チーム最低7人が必要となるため、主審は試合の中止を決定した。

 スコアが1-1の時点で中止となったが、ブラジルメディア「グローボ・エスポルテ」によれば、試合はリーグの規定によりバイーアの3-0の勝利となるという。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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