英国で伝説と化した日本人の一撃! 李忠成の“弓矢弾”に再脚光「なんてフィニッシュだ」

李が移籍後初ゴールでサウサンプトン年間最優秀ゴール賞…クラブが豪快弾の映像アップ

 J1浦和レッズの元日本代表FW李忠成が、イングランドで再び脚光を浴びている。かつて在籍し、現在は日本代表DF吉田麻也がプレーするサウサンプトンが公式ツイッターを更新。2012年2月18日、李が豪快ミドルで移籍後初ゴールをマークした映像をアップし、反響を呼んでいる。

 李は12年1月にサンフレッチェ広島からサウサンプトン(当時2部)に完全移籍。そして迎えた同年2月18日の第32節敵地ダービー・カウンティ戦(4-0)で後半途中から出場し、ドリブルでペナルティーエリア内に侵入すると、相手にマークされながらも左足を強振。相手GKも防ぎきれない強烈な弾道の一撃が、ゴール右上に突き刺さった。

 サウサンプトンが3-0とリードしていたなかで李がダメ押し弾を叩き込むと、会場のボルテージは最高潮に達する。名刺代わりのスーパーゴールを決めた李は、代名詞となっている弓矢を射るゴールパフォーマンスをサポーターに披露し、拍手喝采を浴びた。

 この鮮烈弾はクラブ年間最優秀ゴール賞に選出されるなど特大のインパクトを残したが、サウサンプトンは公式ツイッターで6年後の同日に李のゴール動画をアップ。「フラッシュバック:李忠成の豪快弾」と特集し、「李忠成が、2012年2月に本拠地で4-0勝利のダービー・カウンティ戦でセンセーショナルなゴール」と伝えている。

 返信欄では「今でもお気に入りのゴールの一つ。特に弓矢パフォ―マンスは」「なんてフィニッシュだ」など、ファンから称賛の声が上がっている。

 李は途中、FC東京への半年間の期限付き移籍を挟み、14年1月までサウサンプトンでプレー。7試合1得点と不完全燃焼に終わったが、まさに弓矢を放ったような弾道の超絶ゴールは永遠に語り継がれる伝説の一撃として、ファンの心に刻まれたようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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