プレミアリーグ、次回の放映権契約が決定 二大王手とタッグ継続で3年総額6650億円!
スカイが4チャンネル、BTが1チャンネル購入 スカイの1試合単価は現行契約から1割減
イングランド1部のプレミアリーグは、衛星放送「スカイ・スポーツ」と「BTスポーツ」が2016年から19年までの放映権を獲得している。そして次回の契約更新となる19年から22年までの新たな放映権も、全7チャンネルのうちスカイが4チャンネル、BTが1チャンネルを購入。その金額は総額44億6400万ポンド(約6650億円)になると、英公共放送「BBC」が報じた。
プレミアリーグは16年にスカイ、BTの両放送局と超大型の放映権契約を結び、話題をさらった。放映権料は3年合計51億ポンド(現在のレートで約7600億円)にも及び、他の欧州諸国を大きく上回り、下位クラブへも多額の分配金が行き渡る“世界で最もリッチ”なリーグとなった。
プレミアリーグ放映権は7つのパッケージからなっており、19年から22年もスカイとBTの二大王手が引き続きメイン放送局となるようだ。スカイは土曜17時30分キックオフの32試合など4つのチャンネルを購入し、128試合のライブ中継を行う。BTは土曜のランチタイム(12時30分)キックオフで行われる32試合を中継する。
4チャンネルを獲得したスカイの購入額は35億7900万ポンド(約5332億円)。1試合あたりに換算すると930万ポンド(約13億9000万円)で、現行の1080万ポンド(16億10000万円)からは1割強の減少となった。
残り2チャンネル(計40試合)の放映権はいまだ購入者を募っている状況。AmazonやFacebook、TwitterといったIT企業の参入も噂されている。
プレミアリーグの放映権ビジネスはどこまで広がりを見せていくのか。今後も大きな注目を集めることは間違いなさそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images