ドルトムントのケールが審判を批判するバイエルンを一蹴 「PKを練習すべきだ」

「敗れた時は毎回審判批判」

 ドルトムントMFセバスチャン・ケールは、バイエルンがDFBポカール準決勝の敗因として審判批判を繰り返していることに触れ、「PKの練習をすべきだ」と一蹴している。
 日本代表MF香川真司が先発した一戦は、死闘となった。1-1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦へと突入。バイエルンは、4人のキッカーが連続で外し、敗退が決定した。今季はすでにリーグ優勝を決め、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝にも進出している名門はドルトムントに三冠の夢を断たれた。
 今季限りで引退を表明しているケールは、後半アディショナルタイムから途中出場。 白星に貢献したベテランは、衛星放送「スカイ」の取材に応じ、ライバルを批判している。
「もしも、バイエルンがPK戦で勝てなかったのなら、PKの練習をすべきだろう。バイエルンは主審を批判しようとしているが、それはバカげている。我々に敗れた時はほぼ毎回審判の批判をする」
 バイエルンのカールハインツ・ルンメニゲCEOは試合後、「今日、我々は12人の相手と戦った」と語り、主審を批判していた。後半にドルトムントDFシュメルツァーがエリア内でバイエルンFWミュラーを手でブロックするシーンがあったが、主審はペナルティーを与えなかった。そうした微妙な判定もあったが、13年前にバイエルンからの移籍オファーを固辞していたケールは宿敵に対し、主審批判の前に、PKの練習の必然 性を説いていた。
【了】
サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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