「現状は何もできていない」 リーグ2得点のレアルFWベンゼマ、母国の名FWも酷評

バロンドール受賞者のパパン氏、レアルがFW補強に動かなかったことを問われ…

 今季リーグ連覇を狙ったレアル・マドリードは思うように勝ち点を積み上げられず、スペイン国王杯も敗退したことでファンから厳しい目を向けられている。特に批判の矢面に立たされているのは、元フランス代表FWカリム・ベンゼマだ。決定機を生かせない背番号9について、母国のレジェンドストライカーも「現状は何もできていない」と厳しい見解を示し、奮起を促している。

 スペイン紙「AS」の取材に答えたのはジャン・ピエール・パパン氏だ。マルセイユ、ミラン、バイエルンなどに所属した同氏は、1991年のバロンドールを獲得したフランスきっての名FW。今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でレアルとパリ・サンジェルマン(PSG)が激突することもあり、スペインメディアはこぞってフランスにゆかりある人物に取材を試みているが、パパン氏もその一人となった。

「PSGのほうが少しだけ優位だと思うけど、相手はCL連覇中のチームだ。レアルにとっては事実上これが今季最後のタイトルだし、そこはリスペクトしなければならないだろう」

 どちらが勝ち上がれるとも取れる発言とともに、レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督については「ジダンより素晴らしい監督はいないし、彼を尊敬しているほどだ」と同国の後輩を称えた。しかし、一方で曇りがちな回答となったのはベンゼマについてだ。今冬の移籍市場でレアルが補強に動かなかったことに触れられ、こう答えている。

 

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