モイーズ監督がマンUに苦言 昨季のフェライニの不振はフロントの補強ミスが原因?

昨シーズンの古巣の補強戦略に不満を漏らす

 レアル・ソシエダのデイビット・モイーズ監督は今季マンチェスター・ユナイテッドで大活躍しているベルギー代表MFマルアン・フェライニが昨季不振に喘いだ理由を、チームの補強戦略にあると分析している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
 
 2002年から11年間エバートンを率いていたモイーズ監督は、2013年にサー・アレックス・ファーガソン氏の後任としてマンUの監督就任。序盤から低迷が続き、欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃す失態を犯すと、昨年4月にマンチェスターから追い払われる格好となった。

 フェライニも同年の2013年にエバートンから恩師モイーズ監督の希望で、2700万ポンド(約48億円)の移籍金でマンUに移籍。加入1年目は思うようなパフォーマンスが発揮できず、チーム不振の元凶として批判を集めた。今季開幕時には放出リストに挙げられていたほどだが、圧倒的なフィジカルの強さを生かし、ルイス・ファン・ハール監督はクロスのターゲット役として重宝。今季リーグ5得点の活躍で、リーグ3位躍進のキーマンとなっている。

 モイーズ監督は、フェライニの獲得をプラス要素にできなかったのは、ユナイテッドのフロント陣に問題があったと不満を漏らした。

「我々は当時、他のプレイヤーたちも獲得したかった。しかし、補強は進展せず、望むような船出にできなかった。フェライニを確保できたのは唯一の救いだったが、彼を活かすような人員補強ができなかった」

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