エイバル乾、2年の契約延長へ 連動性を評価と現地紙報道「重要視している優先事項」

6月で満了を迎える契約の延長交渉中 海外マーケティング面も含めて大きなメリットか

 エイバルの日本代表MF乾貴士はスペイン挑戦3シーズン目を迎えた今季、レギュラーとしての地位を確立している。現状では今年6月30日で契約満了を迎えるが、契約延長の交渉が進展を見せているという。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

 同紙は「エイバルの重視している優先事項は、タカシ・イヌイの契約更新だ」として、交渉が進んでいることを示唆。クラブは7選手に対して契約延長の交渉を行うなか、乾の連動性について評価しているという。

 現時点では合意には至っていないが、2年以上の契約延長を申し出ており、それが成立すればクラブにとって陣容面、そして利益面でも大きなメリットを残すと記している。それは日本を中心とした海外でのマーケティング面だ。

 記事ではクラブのフロント陣であるパトリシア・ロドリゲス氏が日本を訪問し、大手企業との関係性を築いていることなどを紹介。結びつきを強めていることにも触れた。つまりクラブの経営方針にとってみても、乾の契約延長は欠かせないものだとしている。

 2017年4月にはクラブ戦略でシーズン中の乾が一時帰国するという出来事もあったが、チームにとって必要な戦力なのは確か。両者が「ウィンウィン」となる新たな契約の発表は近そうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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