PSGディ・マリア、歓喜のち落胆 “技ありゴール→衝撃ミス”に海外騒然「英雄と悪役」

前半11分に幸先良く先制ゴールを決めるも、同37分の絶好機はまさかのバー直撃

 パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間14日のリーグ・アン第20節ナント戦、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアの虎の子の1点を守り切り、1-0で勝利した。勝利の立役者となった29歳のウインガーだが、試合中には絶好の決定機を外す“ミス”も犯しており、母国アルゼンチンメディアはその明暗のコントラストを「英雄と悪役」と評している。

 PSGは前半11分、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがペナルティーアークやや後方から右斜め前方のフランス代表FWキリアン・ムバッペにパスを出してゴール前のスペースにダッシュ。ワンツーを阻止しようとナントの選手は3人がムバッペにプレッシャーをかけたが、ムバッペはそれを見透かしたようにスルー。ボールはペナルティーエリア右でフリーとなったディ・マリアへと渡り、ワントラップから左足のトーキックでゴールを陥れた。

 ディ・マリアの今季リーグ戦3得点目で幸先良く先制したPSGは、前半37分にもチャンスを迎える。速攻からムバッペが右サイドに展開し、走り込んだフランス代表MFアドリアン・ラビオがスライディングしながらゴール前にラストパスを供給。逆サイドを駆け上がってきたディ・マリアにつながり、2点目が入ると思われた。しかし――スピードに乗り過ぎてステップを合わせ切れなかったのか、左足インサイドで放ったシュートはクロスバーを直撃。まさかのチャンス逸に、本人も頭を抱えんばかりの表情を浮かべた。

 

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