2017年「セリエA年間最悪選手賞」はガビゴル 53.6%の“圧倒的支持”で不名誉な選出

伊メディアが主催する恒例の“金のバケツ賞” 長友と共闘したブラジルの逸材が受賞

 2017年度のバロンドールは、レアル・マドリードのエースFWクリスティアーノ・ロナウドが受賞。自身5度目の栄冠でバルセロナFWリオネル・メッシと並ぶ快挙を達成し、大きな話題となった。一方、サッカー界には不名誉な賞も存在する。セリエAで年間最悪選手賞として与えられる、「ビドーネ・ドーロ(金のバケツ賞)」だ。

 主催するイタリア国営放送「RAI2」では2017年最悪の選手を選出し、インテルからベンフィカに期限付き移籍中のガビゴルことFWガブリエル・バルボサが、圧倒的な支持を集めて選出されている。

 リオデジャネイロ五輪でネイマール(パリ・サンジェルマン)、ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)と強力な3トップを形成し、悲願の金メダル獲得に貢献したガビゴルは、2016年に2950万ユーロ(約40億円)の移籍金で加入。だが、リーグ戦先発1試合で1ゴールという衝撃的な不発により、今季ベンフィカにレンタルで放出された。

 候補者11人の中から、ガビゴルは過半数を上回る53.6%もの得票率を獲得。昨季はトリノでプレーし、現在はローマからメキシコのクラブ・ティファナに期限付き移籍で放出されている、2位のパラグアイ代表FWフアン・マヌエル・イトゥルベの11.9%を大差で引き離す、圧倒的なワースト選手となっている。

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