「16年間夢のよう」 元日本代表MF羽生直剛が現役引退 かつての指揮官オシムに感謝

38歳のMF羽生が今季限りで現役生活にピリオド 古巣千葉での引退に「心から幸せ」

 J2ジェフユナイテッド市原・千葉は、元日本代表MF羽生直剛が今シーズンをもって16年間にわたるプロサッカー選手生活にピリオドを打ち、引退すると発表した。

 38歳の羽生は筑波大を卒業後、2002年に千葉に加入。08年から12年までFC東京でプレーし、13年はヴァンフォーレ甲府に在籍した。14年からFC東京に戻り、17年は古巣の千葉に復帰。かつて千葉で指揮し、日本代表も率いたイビチャ・オシム氏の下で頭角を現すと、“オシム・チルドレン”の一人として活躍。日本代表でも17試合に出場を果たした。

 羽生はクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「僕のような、体が小さな選手が16年もの間、プレーしてこられたのは、たくさんの皆様の支えがあったからに他ならないと考えているからです。 2017年シーズンは、『何しに千葉に帰って来たんだ?』と、僕にとってもそういうシーズンでした。ジェフの関係者の皆様には何の力にもなれなくて大変申し訳なく思っています。ただし、僕を育ててくれたクラブであるジェフ千葉で引退できる事を心から幸せに思いますし、誇りに思います」

 また、指導を受けたオシム氏への感謝の念も示しつつ、「オシムさんにも言われた『野心』を持ち続けるメンタリティ、それは無くさぬようにしていきたい」と言及。「16年間、今思えば夢のような時間でした」と現役生活を振り返っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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