フリット氏、ミランサポーターにインザーギ監督の後押しを要望

ガリアーニCEOにも同情的な見方

 インザーギ監督と同様、監督経験のなかった前任者のクラレンス・セードルフ氏は昨季、半年足らずでミランから解雇された。

「セードルフはうまくやっていたが、ミランにとっても大変な時期だった。クラブ内の軋轢が存在し、ガリアーニも放逐される寸前だった」

 そう語るフリット氏は「ガリアーニはサッカー界で何が起きているか把握している人間だ。ミランには彼の経験が必要だ。問題は彼の手も縛られている状況だということだ。お金もなければ、最高の選手はすでに売却されているのだから」とし、シルビオ・ベルルスコーニ会長とともにサポーターから批判を浴びているガリアーニCEOにも同情的な見方を示している。

「グランデ・ミラン」と呼ばれた名門は厳しい現実に直面。フリット氏はその行く末を憂いている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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