世界で最も輝いたサッカー選手は? 英紙が年末恒例「2017年の100人」を発表

ムバッペが大躍進、イスコも華麗な復活

 そして今回のトップ100において最大のサプライズは、やはりPSGに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペだろう。昨季にモナコでブレイクした若者は、今夏にビッグクラブであるPSGへ移籍。新たなクラブでもさらに輝きを放っている。そんなムバッペは初エントリーながら8位にランクイン。10代のプレーヤーでは、77位にランクインしたドルトムントのアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチを大きく上回る順位となっている。

 順位を大幅に上げた選手では、トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインが昨季の33位から5位にアップ。またチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールも35位から10位に、リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが65位から22位と、それぞれランキングを上げている。

 一方で、昨年3位のバルセロナに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレスが15位にランクダウン。アトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンも4位から18位に順位を下げるなど、欧州サッカーシーンの競争の激しさがこのランキングからも浮き彫りとなっている。

 もう一つ取り上げておきたいのが、レアルに所属するスペイン代表MFイスコだ。昨季は142位と選外に終わっていたものの、今季は12位にジャンプアップ。ランクインしていた選手の中では最大の伸び率を記録している。先日の“エル・クラシコ”では出場こそなかったが、今年の活躍は多くの有識者たちの目に止まっていたようだ。

 ちなみに2017年は日本からの選出はゼロだった。ここ5年のデータでは、2013年に一度だけドルトムントの日本代表MF香川真司が83位に選ばれているが、今回は投票数ゼロで選外となっている。

【一覧】「ガーディアン」紙発表の「2017年世界のベストフットボーラー100人」全ランキング

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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