アンチェロッティ監督、インザーギ監督について「来季もチャンス与えるべき」

アンチェロッティ監督が愛弟子の続投を後押し、インザーギ監督「カルロの言葉は誇り」

 レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が愛弟子のACミランのフィリッポ・インザーギ監督を来季も続投させるべきとの見解を示している。

「カルロの言葉は誇りに思うんだ」

 12日のサンプドリア戦を控えたインザーギ監督はこう語った。これは、恩師であるアンチェロッティ監督の言葉を受けてのものだった。

「来季も1年、チャンスを与えるべきだ。彼は万策を尽くしているが、新しいチームで、たくさんケガ人も出た。トップチームの指導は初めての経験で簡単なものではなかった」

 かつてACミランを率いたイタリア人の名将は、インザーギ監督についてこう語ったという。

 インザーギ監督はシルビオ・ベルルスコーニ会長の現場介入、経営状態の悪化に伴う限られた補強戦力、故障者の続出などで苦しんでいるが、チームは2連勝で8位に再浮上。日本代表FW本田圭佑ら選手が不調でメディアから批判されている際にも一貫して擁護するなど、人格面での素晴らしさも見せている。

 現役時代「スーペル・ピッポ」と称された世界的ストライカーは来季こそ開花すると百錬練磨のアンチェロッティ監督は信じているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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