「ゴール前の悪夢」「真の落胆者」 クラシコ惨敗のレアル選手に現地紙が酷評の嵐

メッシの“監視役”コバチッチに厳しい評価

 

 そして他の選手には、批判の言葉が並んだ。バルサの猛攻をハンドで防いでPKを与え、退場となったDFダニエル・カルバハルについては「クリスマス休暇を真の落胆者として迎える」と酷評。攻撃面での貢献を認める一方、前半に相手DFジェラール・ピケに対応したシーンで「ペナルティーを与えていた可能性もある」とダメ出し。退場する以前の場面で、主審に助けられていたと指摘している。

 

 CBを務めたDFラファエル・ヴァランについては、「ハーフタイムまでは優秀だったが、災害のような後半を迎えた」と批判。今季を通じたプレーも「完全な信頼に値しないものが続いている」と、満足なパフォーマンスではないとしている。

 

「いつもの威厳を守備で示すことに失敗した」とされたDFセルヒオ・ラモスも、後半に相手FWルイス・スアレスを後方から殴るという蛮行がクローズアップされており、「退場になっていたかも知れなかった」と酷評されている。

 

 中盤で特に酷評されたのはMFマテオ・コバチッチだ。相手エースのFWリオネル・メッシのマーカー役としてジネディーヌ・ジダン監督に抜擢されたが、皮肉にもメッシを“監視する”動きが先制点につながったという。

 

「バルセロナの先制点における彼の守備的な働きは受け入れがたい。イバン・ラキティッチの侵攻に彼はレッドカーペットを引いていた」

 

 コバチッチを引きつけるように動いたメッシの絶妙なスペースメイクにより、ラキティッチはゴール前に迫り、MFセルジ・ロベルトのダイレクトでの折り返しからスアレスが先制点をゲット。レアル守備陣を崩壊させた。「レアルにとっては、メッシの解毒剤となるはずのクロアチア人がチームを悪化させる手助けをする結末になった」と酷評されている。

 

 

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