乾の2得点に地元メディア「もう一つの歴史的勝利」 リーガ通算7万ゴールの偉業称える

ジローナ戦の2点目がメモリアル弾 「長い間記憶に残る」

 エイバルの日本代表MF乾貴士は、リーガ・エスパニョーラ第17節ジローナ戦で2ゴールを含めた3得点に絡む活躍を見せ、4-1の大勝に貢献した。スペイン国内では賛辞の声が相次ぐが、自身2点目がリーガ通算7万ゴールとなったことに、スペインのラジオ局「カデナセール」では「もう一つの歴史的勝利」として、今回の偉業を称えている。

 前半1分も経たないうちにペナルティーエリア左でボールを持つと、軽やかなタッチで相手マーカーを翻弄してカットイン。コントロールショットは相手GKの逆をつき、いきなり先制点をゲットした。

 同10分には左サイドでヒールパスからDFホセ・アンヘルのクロスを導き出し、FWシャルレスの追加点を演出。そして後半9分、最終ライン裏に抜け出たFWキケの右サイドからのシュートは相手GKに弾かれたが、そのこぼれ球がゴール前で完全フリーの乾の目の前に転がる。これを冷静に押し込み、試合を決定づける3点目を奪った。

 この一撃はリーガ通算7万ゴール目のメモリアル弾。2ゴールに絡んだからこそ、自らにその名誉が転がり込んできた形だが、同局も「タカシ・イヌイのこの日2点目により、長い間記憶へと残るだろう。日本人選手がラ・リーガ通算7万ゴールを決めた」と大きく報じている。また記事では「イヌイが素晴らしい個人技でゴールを決め、とても面白く素晴らしい試合になった」、「この日本人選手は素晴らしいパフォーマンスを発揮した」と賛辞の言葉を並べ立てている。

 記事の最後には「イプルーア(エイバルの本拠地)に夢。エイバルにとってクリスマス前の一戦は魔法の夜となった」とも記している。その中心に乾がいたことは間違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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