一度は1-1も…パチューカが勝ち越し弾

　後半に入るとゲームは動いた。同12分、アルジャジーラは左サイドのスローインからペナルティーエリア内でMFブスファからMFロマリーニョにパスがつながりシュート。これが弾かれるとブスファが押し込みに行くが、これもパチューカDFに弾かれた。しかし、MFアルレッジが三度目の正直とばかりに押し込んでゴール。試合は1-1の振り出しに戻った。

　ところがその３分後、パチューカはカウンターで左サイドからサガルが抜け出すと、相手DFの緩慢な対応を見逃さずにスピードアップして突破。ゴール前にラストパスを送り、フリーのハラが押し込んで2-1と勝ち越した。

　その後も試合のペースは上がらなかったが、同35分に交代出場直後のFWデラロサがスルーパスに抜け出してゴール。さらに同39分にはサガルがPKを決めてリードを広げ、要所を抑えた感のあるパチューカが４-1で勝利した。

　右膝の負傷を抱える本田は、一度もウォーミングアップエリアに行くことなく試合を見守ったが、パチューカは過去最高成績の３位という結果を残して大会を終えた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images