本田120分間の奮闘実らず… パチューカ、CWC準決勝延長戦の末に南米王者グレミオに0−1惜敗 3位決定戦へ

エベルトンが圧巻の決勝弾

 クラブ世界一決定戦の準決勝に相応しい名勝負は延長戦に突入。ここで両軍の明暗が別れた。パチューカは3バックに変更。今大会2試合目になる延長戦という状況で、守備に重心を置いた。しかし、それは裏目に出た。延長前半5分、グレミオのスローインでパチューカDFマルティネスの対応が遅れると、途中出場のFWエベルトンが鋭いカットインから、右足で豪快なシュートを突き刺された。南米王者は一瞬のスキを見逃さずに先制点を奪い1-0とした。

 反撃に出たいパチューカだったが、2試合連続延長戦となった疲労による運動量の減退は顕著となった。鉄壁の守備を誇るグレミオに試合をコントロールされて攻撃の糸口を掴めないまま、延長後半4分にはMFグスマンが退場処分になる苦境となった。

 結局このまま試合は1-0で終了し、グレミオは16日の決勝戦で欧州王者レアル・マドリード(スペイン)と開催国代表アルジャジーラ(UAE)の勝者を待ち受け、120分間死力を尽くした本田とパチューカは3位決定戦に回ることになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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