ドイツの皇帝がフンメルスのプレミア移籍を後押し 「最高の年齢に達した」

ライバルクラブの名誉会長がプッシュ

 かつて皇帝と呼ばれた伝説の名手が、ドルトムントのDFマッツ・フンメルスの来季のプレミア挑戦を後押ししている。ドイツ地元紙「ビルト」が報じた。
 現在は、バイエルン・ミュンヘンの名誉会長を務めるベッケンバウワー氏は「26歳で、フンメルスはイングランドに移籍する最高の年齢に達した。彼が考えていることはよく分かる」と語った。現役時代は、リベロとして西ドイツ代表をW杯優勝に導くなど、「カイザー(皇帝)」の異名を持つレジェンドは、ライバルクラブの主将の移籍をプッシュした。
 フンメルスはクラブ幹部と去就につい て会談を持ち、人間としての成長のために近い将来の国外移籍を希望したと伝えられた。
 マンチェスター・ユナイテッドは、フンメルスに対してアレックス・ファーガソン元監督在任期間中の2012年と、昨年も獲得のオファーを出してきた。そして、指揮を執るルイス・ファン・ハール監督の来季の補強リストの最上位にもフンメルスの名前が挙がっていると報じられてきた。
 アーセナルなども争奪戦に参戦と報じられる中、移籍市場の目玉であるフンメルスは思わぬところからイングランド挑戦の後押しを受けた格好だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング