バルサBが3部降格圏内に低迷 ラ・マシア崩壊の予兆か!?

根幹を揺るがす事態

 スペイン2部のバルセロナBが、3部降格圏内に低迷し、数々の名手を輩出してきた下部組織「ラ・マシア」の崩壊が大きな話題となっている。地元紙マルカは「バルサのアカデミーのバブルは崩壊したのか」と特集記事を掲載した。
 2011年10月20日、ペップ・グアルディオラ、ギジェルメ・アモール、カルロス・プジョルは、新たなマシア(選手寮)となるオリオル・トルト育成センターの開館式に出席した。
 当時のサンドロ・ロセイ前会長はこう語ったという。
「バルセロナにとって歴史的な1日だ。我々の基礎となるこのビルをオープンすることができた。我々が大事にするバル セロナのDNAを持ったサッカー選手と人々を生み出すことができるのだから」
 その数カ月後、バロンドールの最終候補にメッシ、シャビ、イニエスタというマシア出身の3人が独占した。これは「ラ・マシアの勝利」と語り継がれるようになった。急逝したティト・ビラノバ監督はリーグ戦でマシア出身の11人をピッチ上に並べることで、さらなる夢を果たした。

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