バルサBが3部降格圏内に低迷 ラ・マシア崩壊の予兆か!?

久保くんも帰国

 だが今、下部組織は危機的状況に直面している。バルサBは3部降格圏の20位に沈んでいる。
 バルセロナは昨年4月、未成年のEU外国籍選手に関する獲得規定に抵触し、FIFAから2016年1月までの補強禁止を言い渡されている。補強時の規定に抵触したという久保建英くんは、公式戦に出場することが禁じられた。バルセ ロナのインファンティルを退団し、帰国する道を選ぶことになったと地元メディアで報じられていた。
 このペナルティーの影響で、バルサが世界中に完成させた埋もれたタレントを発掘、育成するネットワークが大ダメージを受けた。久保くんのみならず、育成年代の外国人は成人するまで公式戦でプレーすることができなくなったという。特集では「下部組織のタレント供給力は枯渇している」と指摘している。
 今季リーグ首位に立つバルセロナだが、その栄光の根幹だった下部組織に訪れた未曽有の危機は、王国崩壊の前兆となるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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