トルコサッカー界に激震 王者フェネルバフチェの選手バスが銃撃受ける

トルコ大統領も激怒、調査命じる

 トルコ名門フェネルバフチェが4日の国内リーグ戦のリゼスポル戦で5-1で勝利後、選手が乗っていたバスが銃撃され、運転手が病院に搬送されるという事件が起きた。英BBCスポーツが報じている。
 トルコ北東部、トラブゾン空港に向かう途中にバスは銃撃されたという。バスの窓ガラスが破損したが、当初は投石によるものと思われていた。実際は銃撃だったという。選手にけがはなかったが、運転手が病院に搬送されたという。トラブゾンのアブドルセリル・オズ知事は「最新の状況では銃撃のようだ。確定するには時期尚早だが、ライフルによる銃撃のようだ」と説明している。
 フェネルバフチェはオランダ代表FWディルク・カイトら世界的名手を擁するトルコリーグ王者。トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はフェネルバフチェの大のサポーターで、大勝に喜びイスタンブールの空港に大勢のサポーターとともに選手の凱旋(がいせん)を待ちわびていたという。大統領はこの銃撃事件に激怒し、知事に調査を命じたと報じられている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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