香川の同僚スボティッチがプレミア移籍願望を明かす

力と力の勝負を求める

  日本代表MF香川真司の所属するドルトムントのDFネベン・スボティッチが、同僚のDFマッツ・フンメルスに続き、プレミアリーグへの移籍願望を明かしている。独誌「キッカー」が報じた。
 セルビア代表ストッパーは、2008年シーズンにマインツからユルゲン・クロップ監督とともにドルトムントにやってきた。来季終了まで契約を残すドルトムントとの契約状況については「そうしたことは公に話をしたくないんだ」と語りながらも、こう語った。
「フィジカル的にレベルの高いリーグでいつの日かプレーしたい。イングランドのサッカーは、よりタフで、よりアグレッシブで、よりフィジカルが要求される。センターバックとしてはタフな相手を恐れるわけにいかないんだ」
 プレミアリーグでのプレー願望を明らかにしたスボティッチは、最終ラインの強化を必要とするアーセナルが補強候補にリストアップしたと地元メディアが報じた。
 フンメルスも同誌で国外リーグでプレーしたい意向を示したばかりで、ドルトムントは最終ラインのキーマンに流出の危険性が出ている。だが、スボティッチのイングランドへの憧れは強そうだ。
「相手が当たってもいないのに泣き始めたら、いったいどう仕事をすればいいんだい。ダイブによるペナルティーは本当にいらつかせる。単なるズルだと思う。たった時速1キロ程度の当たりで、まるで自動車事故みたいに吹っ飛ぶアタッカーは好きじゃないんだ」
 そう話し、フィジカルコンタクトが激しく、主審がファウルを流す傾向にあるプレミアで、力と力の勝負を心の底から望んでいる様子だった。クロップ監督や、香川にとっては、大黒柱2人の離脱の可能性は悲報となりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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