南野が強行軍の中、ベトナム戦勝利に貢献 「良い経験となった」

 

リオ五輪最終予選進出を仲間に託しチームを離脱へ

 

 U-22日本代表MF南野拓実は29日、リオデジャネイロ五輪1次予選を兼ねたU-23アジア選手権予選I組ベトナム戦に出場し、2-0の勝利に貢献した。若き日本代表はこれで同組首位をキープ。来年1月の最終予選進出に王手をかけた日本は、31日にマレーシアと対戦する。だが、2試合で1得点2アシストを記録した南野はチームを離れ、所属するオーストリア1部のザルツブルクへと戻る。

 若き日本のエース候補は試合直後、安堵(あんど)の声を上げた。

「大事な試合だったので、勝てて良かった。細かいミスがあったので、そこは修正して次につなげていたい」

 初戦のマカオ戦では後半18分から途中出場。この日は先発出場したが、後半36分にピッチを退いた。南野は強行軍での大会参加を振り返り、改めてこう語った。

「初めて海外からこういう気温差のあるところにきてやった。難しいところもあったので、良い経験となった」

 南野は、最終予選進出をチームメートに託し、自身はオーストリアへと戻る。「世界に、オリンピックにいくところを目指している。選ばれれば最大限の力を出していきたい」。リオを目指すU-22日本代表をけん引するため、欧州の舞台でさらなる研さんを誓っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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