横浜FMの兵藤が恩師との師弟対決に闘志

大学時代に指導を受けた大榎監督

 横浜Fマリノスは28日、ニッパツ三ツ沢で清水エスパルスとナビスコ杯1次リーグを戦う。横浜FMのMF兵藤慎剛は、早稲田大時代に薫陶を受けた清水の大榎克己監督との対戦に闘志を燃やした。
 試合前日の練習後、清水の印象を尋ねられた兵藤の口からは、敵将の名前が挙がった。
「大榎さんですね。僕が大学時代にお世話になった監督なので」
 2008年に横浜FMへと加入した兵藤は、早稲田大在学中の4年間、大榎監督から指導を受けた。
 今季から2列目の左サイドに配置され、よりゴールに直結するプレーを求めているという。22日に行われたJ1リーグ第3節サガン鳥栖戦では決勝ゴ ールを決めている。だが、試合後に「前節のFC東京戦も自分が決めておけば勝てた試合だった」と語るなど、スコアラーとしての自覚も芽生え始めている。
「お世話になった監督だからこそ、負けたくない。点に絡んでいきたい」
 チームをけん引する立場となった背番号「7」は、その成長を恩師に示すべく、ニッパツ三ツ沢球技場で清水を迎え撃つ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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