バイエルンが“珠玉のエラシコ”動画で回想 天才マエストロに再脚光「Mr.スキルフル」

チアゴが2015年の「デア・クラシカー」で見せた圧巻の足技に再びスポットライト

 バイエルンとドルトムントが激突するドイツ版のクラシコ「デア・クラシカー」が4日に行われ、王者バイエルンが敵地で3-1と快勝した。両者にとってライバルとの一戦は特別なもの。バイエルンは公式ツイッターで「トップデュエルの中での魔法」と題した動画を公開し、過去の対戦で輝きを放った希代のテクニシャンにスポットライトを当てている。

 リーグ1位、2位で迎えた頂上決戦は、バイエルンがオランダ代表FWアリエン・ロッベンのゴールで先制すると、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、オーストリア代表DFダビド・アラバも続き、ライバルから3得点を奪って試合を決めた。敵地での快勝劇はチームの顔と言える選手の活躍が大きいが、中盤で不可欠な存在となっているのがスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラだ。

 クラブは公式ツイッターで、卓越した技術を誇る26歳が2015年4月28日に行われたDFBポカール準決勝のデア・クラシカー(1-1/PKスコア0-2)で見せたあるワンプレーを紹介した。

 映像はバイエルンがドルトムント陣内の左サイド深くで攻撃を仕掛けるシーン。中央にいたチアゴは行く手を阻まれたボールホルダーのサポートに向かって動き、パスを受けた。その瞬間、前後を3人の選手に囲まれる形になったが、右足アウトサイドでボールを外側に持ち出すと、すぐさま右足インサイドで内側に切り返す“エラシコ”で、DFの間を縫うようにスペースに抜けて後方へパスを返した。

 

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