森保監督にアトランタ五輪指揮官から“金言” 「奇人変人と思われたのが結果につながった」

「要求をストレートに出してほしい」

「森保監督は、クラブから代表(の監督)になって思い通りにいかないとは思いますが、そういったものをストレートに出してほしい。(私は)この監督はおかしいんじゃないかと思われた。奇人変人と思われたのが結果につながった。ストレートに出して、クラブから代表に変わったら理想のサッカーに変わる。よく知っている監督なので、編成に関しても自分のスタイルをブレずにやって、要求をストレートに出してチームを高めてほしい」

 当時、監督としての西野技術委員長は「奇人変人」と思われるほどに様々な手を尽くすことが結果に必要だったと話した。だからこそ、森保監督にもストレートな要求をしてくれて構わないと、懐の深い面を見せている。

 そして、「予算のことは会長に任せますが」と冗談を交えつつ、「過去の経験をされた五輪の監督の意見を聞きながら、最高の東京五輪のサッカーを見せてほしい」と力強いメッセージを送った。

 J1サンフレッチェ広島の在任中に、リーグ優勝3回の実績を作った森保監督。地元開催の重責を担うことになるが、チームを支える技術委員長が同じ経験をしている存在であることは力強い後押しになるはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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