C・ロナウドも認めるテクニシャンが躍動 高速美技に称賛「催眠術」「マジックスキル」

ベシクタシュのクアレスマが、元フランス代表DFを手玉に取る華麗なドリブルを披露

 サッカー界の最先端を行く欧州リーグにおいて、レベル・注目度ともに高いのはやはり、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランスの「五大リーグ」だ。しかし、その他のリーグにも、名立たる実力者たちは数多く存在する。トルコの名門に所属するテクニシャンが試合中に見せた美技が話題を呼んでいる。

 思わず見とれてしまう圧巻のプレーを見せたのは、ベシクタシュのポルトガル代表MFリカルド・クアレスマだ。24日に行われたリーグ9節のバシャクシェヒル戦。試合はホームのベシクタシュが後半アディショナルタイムに追いつき1-1に終わったが、クアレスマがプレーで観客を魅了した。

 右サイドのハーフウェーラインでボールを受けたクアレスマは、バシャクシェヒルの左SB・元フランス代表DFガエル・クリシーと対峙。右足アウトサイドでポンとボールを前に出すと、今度は足裏で左側へコントロールして揺さぶりをかける。そして相手が足を出してきたところを、すかさず左足インサイドで右側に切り返し、クリシーを置き去りにしてサイドを駆け上がった。

 時間にして2秒足らず。完璧に決まった“早業”に、英紙「The Sportsman」電子版は、「クアレスマがクリシーを打ち砕く」と動画付きで紹介し、ファンからは「催眠術」「マジックスキルだ」といった声が上がった。

 クアレスマはレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと同じスポルティング・リスボンの下部組織出身。1983年生まれの34歳クアレスマを、2年連続5回目のFIFA最優秀選手に輝いた1985年生まれの32歳ロナウドも認めているのは有名な話だ。バルセロナ、インテル、チェルシーなど、欧州各国の名門を渡り歩いてきた天才肌のウインガーが見せるトリッキーなドリブルは、今も全く錆びついていないようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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