女子高生マネージャーがINAC神戸の練習で学んだ「裏方の流儀」

「無駄な時間が全然なかった」、貴重な経験をサッカー部へ還元

 

 INACの松田岳夫監督からは「今日良くできたら、明日から古山さんと交代ね」と激励されると、ビブスや清涼飲料水を準備。練習で使用したコーンやポールの片付け、球拾いなどもテキパキとこなし、強豪の練習をしっかりとサポートしていた。

 練習後の円陣では選手、スタッフに大きな拍手でねぎらわれた眞木さん。クラブで唯一のマネージャーとして、日々練習環境を整えている古山さんから「今日は助かりました。だから、これからもよろしくお願いします」と“合格点”をつけられると、「いてもいいんですか?」と声を弾ませていた。

 最後に古川さんが一流のメソッドを直接伝授。「私もここにいる以上、チームには勝ってほしい。練習もスムーズにいってほしい。選手が一番いい動きができるように、効率の良さを大事にする。マーカーを置く、ビブスを準備する、水を切らしてはいけない。選手に余計な負担をかけないように常に練習を見ている。選手の表情も見ている。監督とコーチの話もしっかり聞かなければいけない」とアドバイスを送った。

 貴重な経験を得た眞木さんは「楽しかったし、充実していました。すべてのスピードも速い。無駄な時間が全然なかった」と充実の表情。啓明学院高にこの日体験した強豪の流儀を持ち帰り、チーム力アップに貢献するつもりだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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