UAE代表のザック新監督に海外メディア期待 「日本での最初の18カ月を再現できれば」

ザック体制の“つまずき”として挙げたのは…

 就任初戦のアルゼンチン戦で勝利を挙げた。そして、2011年にはアジア杯優勝を果たした。だが、ブラジルW杯プレ大会でつまずきがあったと指摘。「2013年コンフェデレーションズカップは12カ月後の本大会への完璧な予行演習だったはずが、完全な失望に終わった」と特集では酷評されている。プレ大会は3連敗を喫し、9失点と守備が崩れて終わった。

 そして、1年後には悲劇が待っていた。「もしも、コンフェデ杯が失望なら、ブラジルで起きたことには多少の表現方法が存在する。3試合で勝ち点1は不十分。日本人選手のメンタリティーを嘆く新たな外国人監督になった。これは絶対に良い兆候ではない。2011年に若く、輝いていたチームは、3年半後には腐りかけていた。最初の成功の後、3年半ほとんど進化がなかった」と言及。記事では1分2敗に終わったブラジルW杯での日本チームに対して辛辣だった。

 UAE代表を率いるに際しては「もしも、ザッケローニが西アジアで日本での最初の18ヶ月を再現できれば、UAEファンは喜ぶだろう」と分析している。

 日本代表退任後、中国1部北京国安を率いたが、成績不振で解任されるなどキャリアは下降線を辿っていたザッケローニ監督。日本での最初の1年半の輝きを再現できるのか、大きな期待が懸かっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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