欧州CL全滅の危機に瀕するプレミア勢

　チェルシーのエデン・アザールが17日に欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンド・レグでモナコと対戦するアーセナルの勝ち抜けを応援している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

　欧州制覇を目指していたチェルシーだが、1回戦でパリ・サンジェルマン相手に足元をすくわれ、早期敗退を余儀なくされていた。

　アーセナルもまた、2月25日にホームで行われた1回戦ファースト・レグでモナコに1-3とまさかの敗戦を喫し、ベスト8進出に黄色信号が灯っている。

　その状況下でアザールは現地メディア「Canal Plus」を通じ、プレミアリーグでしのぎを削るアーセナルにエールの言葉を送っている。

「僕はモナコにフェレイラ・カラスコという大親友がいる。だが、イングランドフットボールのことを思って、アーセナルを応援する」

　昨季プレミア王者のマンチェスター・シティも、24日の1回戦ファースト・レグでバルセロナに1-2と敗戦。18日のセカンド・レグは敵地カンプ・ノウに乗り込むが、不振に陥るマンCが絶好調のバルセロナにアウェーで勝ち切るのは至極困難だ。

　その点、現在リーグ戦5連勝のアーセナルは、その勢いを持続できた場合、モナコ相手にスコアをひっくり返すことができる可能性も大いにある。欧州の舞台から引きずり降ろされたアザールは、プレミアリーグのプライドを保つため、同じロンドンで戦うライバルにその意志を託しているのかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images