絶体絶命のオランダ、熾烈な“各組2位”同士の争い 「残り12枠」を争うW杯欧州予選の行方は?

EURO4強のウェールズに待つ最終節の死闘

 また、D組のウェールズとアイルランドによる争いも過酷だ。セルビアが勝ち点18で抜け出すなか、ウェールズが同14、アイルランドが同13となっている。こちらもA組同様、グループ下位のチームとの1試合を消化し、最終節で直接対決。ともに勝利して迎えた場合ウェールズは引き分けで2位を確保できるが、試合はアイルランドのホームゲームだ。まさに死闘の予感が漂っている。

 E組では、ポーランドが勝ち点19で首位だが、モンテネグロとデンマークが同16で続く。そのモンテネグロは、デンマークとの直接対決の後にポーランド戦を残す。三つ巴の状況のなかで、1カ国が必ず敗退する混戦で、最後の直接対決2連戦を残すことがどう転ぶか。最後の瞬間まで予断を許さないグループと言えそうだ。

 また、ズラタンの母国スロベニアがいるF組の2位争いは大混戦だ。イングランドが勝ち点20で抜けているが、2位スロバキアが同15、3位スロベニアと4位スコットランドが同14と続く。このなかではイングランド戦を残すスロベニアがやや厳しいが、スコットランドはスロバキア戦とスロベニア戦がラスト2試合。現時点での4位からの大逆転も大いに可能な状況となっており、1ゴールが決まるごとにそのシナリオは大きく書き換えられそうだ。

 ベルギーが突破を決めているH組では、ボスニア・ヘルツェゴビナが勝ち点14、ギリシャが同13、キプロスが同10で2位を争っている。ボスニアとキプロスはそれぞれベルギー戦を残しているだけに、日程に恵まれているのはギリシャと言えるかもしれない。キプロスは、次節でギリシャとの直接対決に勝利して望みをつなぐことが、初のW杯出場へ向けた2位確保の前提条件になるだろう。

 

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