浦和と計6ゴールの乱打戦 鹿島が難敵退け4-2勝利、天皇杯8強へ進出

浦和が一気に反撃、一時2-2に

 反撃に出る浦和は同14分、左CKからDF槙野智章、DF森脇良太とボールがつながり、最後はゴール前中央でズラタンがプッシュ。このゴールで1点を返すと勢いに乗った浦和は同24分、右サイドからドリブルで攻撃参加したDF遠藤航がクロスを上げると、ファーサイドに流れたボールをフリーで受けたMF武藤雄樹がワントラップから右足を一閃。これが曽ヶ端の足の間を抜けてゴールに吸い込まれ、浦和が一気に2-2の同点に追いついた。

 それでも鹿島は同29分、右サイドのスローインから中央へボールを運ぶと、ゴール正面から中村が右足でミドルシュートを放ち、これが榎本の手を弾いてゴールポストにも当たって内側に転がり込んで3点目。勝ち越しの1点を挙げると、同45分には人数を掛けて攻撃した浦和に対するカウンターで右サイドから攻撃を仕掛け、最後は土居がヘディングシュートを決めて4-2とリードを広げて勝利した。

 準々決勝進出を決めた鹿島は首位に立つリーグ戦との二冠へ向けての歩みを進めた一方で、リーグ戦で中位に沈む浦和にとっては、この天皇杯の敗退により今季4強進出しているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への来季出場がかなり厳しくなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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