レアルがテニス界の「最強マドリディスタ」の偉業を祝福 かつては若き至宝の獲得に貢献

アセンシオの獲得を陰で支える“敏腕ぶり”

 2014年12月、マドリードはマジョルカでプレーしていたアセンシオを移籍金わずか350万ユーロ(当時5億8000万円)で獲得。辣腕で鳴らすフロレンティーノ・ペレス会長はかつてスペインのラジオ局「オンダセロ」で裏話を明かしている。

「私はラファ・ナダルに電話した。当時マジョルカの強化部長だった彼の叔父、ミゲル・アンヘルに聞いてほしいと頼んだんだ。我々が獲得したいと伝えたんだ。彼は完璧に手はずを整えてくれた。ディール(契約)はすぐに実現したんだ」

 叔父のミゲル・アンヘル・ナダルは「ドリームチーム」と呼ばれた伝説の名将ヨハン・クライフ氏が指揮したバルセロナでプレーしていたが、ずっとレアルサポーターだった。

 宿敵バルセロナも獲得に乗り出したアセンシオは、エスパニョールでの武者修行を経て、レアルの若き至宝に成長。スペイン代表の主軸になろうとしている。

 このツイートの返信欄には「ラファエル・ナダル、未来のレアル・マドリード会長、おめでとう」「レジェンド」「チームが勝てなくても、せめて彼が勝ってくれれば」などサポーターからも祝福コメントが相次いだ。

クラブのブランド力を高め、エース獲得に尽力した「最強のサポーター」の栄光を、白い巨人とサポーターは誰よりも称えている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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