テベス所属の上海申花、バルサ3冠監督を招聘か 来季に向けオファー準備と報道

11日にポジェ監督を解任 後任として元バルサ監督のルイス・エンリケ氏にコンタクト

 一時期の“爆買い”に比べて落ち着いた感のある中国超級リーグ各クラブだが、上海申花がチーム強化のためにバルセロナを3冠に導いた指揮官の招聘に動いているようだ。スペイン紙「マルカ」がスポーツサイト「TMW SPORTS」の報道を引用する形でルイス・エンリケ氏にコンタクトを取ったとしている。

 現在、上海申花は元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスなど豪華陣容を抱えているが、リーグ戦は6勝6分11敗の11位と苦戦を強いられグスタボ・ポジェ監督は11日に解任。今季はテクニカル・ディレクターのウー・ジングイ氏が暫定で指揮を執る。これを受けてすでに来シーズンに向けた強化策を練っており、クラブとしては来年3月に向けてルイス・エンリケをファーストチョイスとして見ているようだ。

 ルイス・エンリケ監督は2014-2015シーズンに就任したバルサで3冠を達成。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの「MSNトリオ」を前面に押し出した縦に速い攻撃で勝ち点を積み上げていった。本人は最低でも1年間の休養期間を設けようとしているようだが、上海申花は積極的にオファーを進めているという。

 UEFAチャンピオンズリーグも制覇したルイス・エンリケが中国上陸となると、現在中国代表監督を務めるマルチェッロ・リッピ級の大物監督招聘となるが、果たして中国マネーの力は世界屈指の指揮官の心も動かしてしまうのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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