豪州を「恐れるな」 W杯予選で未勝利の“天敵”攻略へ、ハリルが要求した闘争本能

会見の大半を割き、オーストラリアに言及「フィジカル面で印象の強いチーム」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は24日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦(31日)とサウジアラビア戦(9月5日)に向けたメンバー発表の記者会見に臨んだ。会見の大半はオーストラリア戦にフォーカスされ、選手たちには「恐れるな」と要求した。

 ハリルホジッチ監督はオーストラリアについて、「特にフィジカル面で印象の強いチームであり、非常にアグレッシブだ」と分析。そして、6月にロシアで開催されたコンフェデレーションズカップを視察し、そのプレーぶりに衝撃を受けたことを明かした。

「ゲームコントロールが非常に上手いチームだと感じた。そして、(ミロシュ・)デゲネク(横浜F・マリノス)の激しさにも驚いた。チリ戦では前半だけで4枚のイエローカードが出た。レッドカードでもおかしくない場面もあった。同時にメンタルをコントロールしながら安定もしている。そういった形で次の試合もやってくるだろう。相手はフィジカル的な戦いを挑んでくる。ホームでそれに耐えられなければ、我々にとって難しい試合になる」

 日本代表はオーストラリアにW杯予選で勝利したことがない。オーストラリアがオセアニア地区の代表として出場した2006年ドイツW杯でも、グループリーグ初戦で逆転負け(1-3)を喫している。そうした過去の“苦手意識”や、フィジカルに勝る相手に対し、指揮官は「恐れ」という言葉に想いを込めた。

 

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