移籍金100億円超えが主流に!? 英国監査法人が分析「2025年には140億円が一般的になる」

かつてはジダンの67億円が世界最高額も、移籍金は年々上昇

 サッカー選手の移籍金は年々上昇しているが、その傾向は今後も続いていきそうだ。英国の監査法人「プライスウォーターハウスクーパース(PwC)」の見立てによれば、「2025年には1億ポンド(約140億円)の移籍が一般的になる」という。英紙「テレグラフ」が報じた。

 選手の移籍金のインフレは近年顕著だ。2001年に当時世界最高の選手とされていたジネディーヌ・ジダン(現レアル・マドリード監督)が、ユベントスからレアルへ加入した際の移籍金が4700万ポンド(約67億円)で当時の世界最高額だった。

 しかし、現在ではそれと同等の移籍が成立した例は一つや二つではなく、昨夏にはフランス代表MFポール・ポグバ(ユベントス→マンチェスター・ユナイテッド)が2倍近い8900万ポンド(約128億円)という、当時の史上最高額の移籍金を記録した。

 記事では、PwCのフィリップ・シェパード氏は「我々の分析では、2025年には1億ポンドの移籍が一般的に行われていると示されています。クラブの収益が上がるのに合わせて、消費も増え続けていきます」とのコメントを紹介。今夏にバルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍したブラジル代表FWネイマールの2億2200万ユーロ(約290億円)という歴代最高額の移籍こそ例外としているが、今後も移籍金の上昇は避けられないと見ている。

 

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