森保監督から引き継いだ”言葉”「ずっと言っていた」 年内で退任濃厚に「あれだけ結果を残した監督はいない」

浦和の西川周作【写真:轡田哲朗】
浦和の西川周作【写真:轡田哲朗】

浦和GK西川周作が練習後に取材対応

 浦和レッズのGK西川周作は、11月8日のJ1第14節ヴィッセル神戸戦に出場すれば、J1最多出場記録を更新するメモリアルゲームになる。浦和は4日に公開練習を行い、西川はその金字塔の樹立に向けこれまでのキャリアを振り返り、現日本代表の森保一監督から「すごく学ばせてもらいました」と話した。

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 2005年7月にデビューしてから22年目に迎える大記録に「本当に恵まれていたなと思うのは、大分トリニータでもサンフレッチェ広島でも、僕より年上のゴールキーパーの先輩がいて、本当に指導してくれるというか、教えてくれて、経験を全部還元してくれていたことです。すごく成長しやすかったなと思いますし、いろんな人といろんなタイミングで出会えたことが、自分のサッカー人生においては一番大きかった。デビューさせてくれたのもファンボ・カンさんです。そういったいろんな人との積み重ねが、この数字にも表れていると思います」と振り返る。

 西川は10月31日のJ1第13節柏レイソル戦に出場し、元日本代表MF遠藤保仁氏の持つJ1最多672試合出場に並んだ。そのゲームは0-4の大敗になったが、試合後には「負けるとしても、負け方がある」と厳しい表情を見せていた。

 この日のトレーニングを終えた西川は、そのワードが森保監督が率いた広島時代に掛けられた言葉だったことを明かした。当時について「長いリーグ戦で、特に『したたかにやる』ということは常に口に出して言っていました。負けるにしても負け方があるだろうと。同じ負けでも、得失点差は変わってきます。負けてもいいけど、絶対に諦めるな、最後に1点を取りに行くんだということをずっと言っていました」と、その教えがあったことを明かした。

 それだけに「リーグ優勝させてくれた監督ですし、自分が広島にいたときの2連覇はポイチさん(森保一監督)がさせてくれました。ポイチさんからすごく学ばせてもらいました」と話す。11月の代表活動で退任することが極めて濃厚な恩師について「あれだけ結果を残した日本代表の監督はいないと思います。ポイチさんが日本にもたらしてくれたものは大きかったですし、あとは人間性が素晴らしいので、今でも会ったらすごく話してくれます。監督というよりは、いい相談相手みたいな感じですね」と、笑顔でねぎらいの言葉を口にしていた。

 新記録達成の可能性が高い神戸戦は、MUFGスタジアム(国立競技場)での開催になる。西川は「代表でもアンダー世代から戦ってきましたし、旧国立がなくなる前、Jリーグの最後の試合は僕たち浦和とヴァンフォーレ甲府(2014年5月6日)だったので、そういった意味でも感慨深いものがあります。今の国立もすごく雰囲気がいいし、ようやく慣れた感はあるので、またいい試合をして、次はすっきり勝ってみんなで喜びたい」と、上位進出を見据えての戦いに目線を向けていた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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