独日本人のPK献上に「監督は苛立ちを隠せず」 6戦未勝利…均衡敗れ敗戦に海外指摘「試合が傾いた」

シャルケの田中聡(左端)【写真:AP/アフロ】
シャルケの田中聡(左端)【写真:AP/アフロ】

シャルケMF田中聡が痛恨PK献上でライプツィヒに0-2で敗戦

 ドイツ1部シャルケの日本代表MF田中聡は現地時間10月31日に行われたブンデスリーガ第8節RBライプツィヒ戦に先発出場。チームは本拠地で0-2の完封負けを喫した。海外メディア「LAOLA1」は田中聡の痛恨PK献上について「何もないところからのPK」と言及している。

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 ホームで迎え撃ったシャルケだったが、スコアレスで迎えた前半34分に痛恨のプレーが生まれた。ペナルティーエリア内へ侵入された場面で、田中はボールをクリアしようと試みたものの、相手FWロムロの足へ軽く接触。この接触がファウルと判定され、相手にPKを献上してしまう。このPKをMFアントニオ・ヌサに冷静に決められ、先制を許す形となった。

 同メディアは「前半終了前に試合が傾いた」と失点シーンを振り返り、田中が関与したこの場面について言及。クリアを試みた田中が相手の足を捉えてしまったプレーから生まれたPKについて、「何もないところからのPK」と描写し、「ムスリカ監督は苛立ちを隠せなかった」と指摘した。それ以前から相手に主導権を握られ、ボールを追う展開が続いていたシャルケにとって手痛い失点だったと伝えている。

 シャルケはドイツカップ(ポカール)での敗退を経てシステム変更や先発の入れ替えを施したものの、この試合でも今季ホーム4試合連続で無得点に終わるなど攻撃陣が沈黙。公式戦6試合勝ちなしと苦しい状況が続くなかで、自陣エリア内でのわずかな狂いが重い結果となって跳ね返る形となった。

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中野吉之伴

なかの・きちのすけ/1977年生まれ。ドイツ・フライブルク在住のサッカー育成指導者。グラスルーツの育成エキスパートになるべく渡独し、ドイツサッカー協会公認A級ライセンス(UEFA-Aレベル)取得。SCフライブルクU-15で研修を積み、地域に密着したドイツのさまざまなクラブで20年以上の育成・指導者キャリアを持つ。育成・指導者関連の記事を多数執筆するほか、ブンデスリーガをはじめ周辺諸国で精力的に取材。著書に『ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする』(ナツメ社)、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)。

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