パリ市内の地下鉄で蛮行に及ぶ

　チェルシーが17日の欧州チャンピオンズリーグ16強のアウェー、パリ・サンジェルマン戦前にパリ市内の地下鉄で人種差別行為に出たフーリガンに年間チケットの剥奪などのペナルティを下すことを決定した。英地元紙「ガーディアン」が報じている。

　超満員に包まれたPSGの本拠地パルク・デ・プランス。白熱した激戦はチェルシーが貴重なアウェーゴールを奪い、1－1ドローに終わった。

　だが、心ないチェルシーサポーターが試合前に騒動を起こしていたという。記事では黒人男性が混み合った地下鉄で車内に乗り込もうとした際に、一部のサポーターが入り口近くに陣取り何度も押し出したと報じている。

　さらにその黒人男性やプラットフォームに立つ女性に対して「オレたちは人種差別者、オレたちは人種差別者。それがオレらのやり方さ」と歌い、周囲の乗客は騒然となったようだ。