執念の凱旋弾に「思いは強かった」 浦和を救った26歳FWの起死回生…安堵の笑み「勝ててよかった」

浦和の小森飛絢【写真:徳原隆元】
浦和の小森飛絢【写真:徳原隆元】

ルヴァンカップ2回戦で浦和が富山に勝利

 浦和レッズのFW小森飛絢が、9月29日のルヴァンカップ2回戦カターレ富山戦で劣勢を跳ね返す同点ゴールを決めた。3-2で勝利した試合後、富山県出身のストライカーは、プロ初の地元凱旋試合に「どういう形であれ、絶対に勝ちたいと思っていた」と笑顔を見せた。

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 浦和は前半に先制したものの、後半に2失点で逆転された。その2失点する直前にピッチに入っていた小森は後半27分、右コーナーキックを短くつないでMFマテウス・サヴィオが低いボールをゴール前に入れると、DF山根視来が合わせたボールをGKが弾いたところに素早く反応。ストライカーらしい嗅覚を見せた同点ゴールを奪った。その後、浦和はFW肥田野蓮治が得点して逆転勝ちを収めている。

 9月19日のJ1第8節東京ヴェルディ戦の試合後、小森はこの富山戦を見据えて「絶対にゴールしたい」と話していた。なぜなら小森は富山・滑川市出身であり、慣れ親しんだ富山県総合運動公園陸上競技場でのゲームだった。富山第一高時代には、全国高校サッカー選手権に2回出場し、3年時には高校総体(インターハイ)の得点王にも輝いて、 新潟医療福祉大学を経てジェフユナイテッド千葉に加入した。

 小森がJ2の千葉でプレーした当時の富山はJ3で戦い、富山がJ2復帰を果たした2025年に小森はベルギー1部シント=トロイデンへの期限付き移籍を経て浦和へ加入したため、すれ違いとなり対戦の機会がなかった。それもあり、地元の知り合いなども多く観戦に訪れていたという試合後の小森は「富山でのプロになって初めての試合だったので、楽しみでした」と、その思いを口にした。

 一時は逆転を許す苦しい展開の中、チームを救うゴールになった。「(地元だから)点を取れるという感覚は別にありませんでしたけど、やっぱり地元ですし、取りたいという思いは強かったです。どういう形であれ、絶対に勝ちたいと思っていたので、とにかく勝ててよかったです」と、安堵感も交えたような笑顔を浮かべていた。

 昨年は浦和加入後の国内公式戦でゴールを量産したものの、負傷にも苦しんだ。オフには肩の手術を行い、J1百年構想リーグの終盤で復帰。新シーズンに入り、厳しいポジション争いの中でゴールが少し遠ざかっていたが、地元凱旋ゲームでの一撃は浦和のストライカーに大きな勢いを与えそうだ。

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