絶好調の日本代表FWは「何の迷いもない」 代表OB驚愕の衝撃弾…量産体制に「バリューが上がった」

【専門家の目|太田宏介】上田綺世が背中トラップから強烈なゴール
フランス1部リールの日本代表FW上田綺世は現地時間9月20日、リーグ第5節ニース戦にフル出場した。チームは1-2で敗れたものの、上田はこの試合で1ゴールをマーク。代表OBの太田宏介氏は今回の得点を見て、上田が「今すごくいい好循環の中にいる」と状態の良さを指摘している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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驚きに満ちたゴールだった。2点を追う後半34分、上田は味方との連係からボックス内への浮き球に抜け出すと背中でコントロール。左前に流れたボールに対し、最後は身体を大きくひねりながら左足でゴールへと強烈に叩き込んだ。
今季リーグ戦2点目に太田氏も「いやー、すごすぎる」と脱帽。現在の調子の良さを次のように見ている。
「今回のコントロールは、ボールから目を切らしてしまって背中に当たった形だと思うのですが、当たったボールが相手のいない所に落ちてくるのもそうだし、そこから身体がスムーズに反応して慌てることなく自然な流れでフィニッシュまで持っていけている。今すごくいい好循環の中にいるんでしょうね」
また、太田氏は今回のゴールを見て近年の成長と精神的な余裕も感じたという。
「セルクル・ブルージュ(ベルギー)からフェイエノールト(オランダ)に移籍した当初、サンティアゴ・ヒメネスという強力なライバルがいて途中出場が多く、なおかつチーム戦術にフィットしていなかったこともあって、今回のように思いっきり足を振り抜くシーンはなかなか見られませんでした。ところが、特に昨シーズン、大きく進化したことで今は何の迷いもないプレーを見せている。加えて、改めていいチームに移籍したとも思いましたね」
上田はリール加入後の直近4試合で3ゴールと量産体制に入りつつある。好調の要因を太田氏は次のように分析する。
「エールディビジで得点を量産してきた背景から、恐らくリールのチームメイトは上田選手の加入にあたってプレー動画を見たり、練習でも動きによく目を配ったりしてきたはずです。そういう周りの理解があるからこそ、上田選手にとっていいパスが回ってくるんでしょう。得点を積み重ねバリューが上がった状態での移籍だったことが、『まだ加入間もない選手のプレーには全く思えない』状況を作っているのだと思います」
新天地でも早速波に乗っている上田綺世。この調子の良さをこれからの代表期間でどう見せてくれるか期待せずにはいられない。





















