開幕3戦で痛感した差「本当に難しい」試合後に落胆の姿…27歳の苦悩「一人ではできない」

長谷川元希が明かした本音
V・ファーレン長崎は8月21日、J1リーグ第3節で柏レイソルと対戦し、2-4で敗れた。アウェーでの厳しい一戦をあとに、MF長谷川元希が「本当にいろいろ難しい」と本音を口にした。
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前半を0-1で折り返した長崎だったが、後半10分までに2ゴールを奪って逆転に成功。長谷川も歓喜の輪に加わり笑顔を見せたが、試合後には両膝に手をつきピッチを見つめた。ミックスゾーンでは肩を落とした長谷川の姿があった。
「いやあ、正直難しいですね」
柏戦では怪我人の影響もあり2人のGKがベンチ入りするなど、苦しい台所事情に迫られた。90分間フル出場した長谷川は「これは僕が悪いっていうのを前提で言ってる」と前置きしながら、試合後の約10分間、自分の置かれている立場と、チームの現状について語った。
「怪我人が多いから、フル出場で出てるっていうのもありますけど。試合に一番出てる身として、なんとかしたいと思いつつも、一人ではできないので。さっきも言ったけど、本当にいろいろ難しいなと思ってます」
2-4のスコア以上に、同じシステムの柏相手に差を痛感した。「同じフォーメーションでもこれだけ差が出るのか」。長谷川には、今の長崎にボールを保持することへの抵抗を感じることがあると話す。
「柏さんのサッカーを見たら、人が流動的に動いて、ポジション抜けたところに人が入ってくるとか、それは誰が見てもわかることだし、それは多分僕たちもできること。純粋にそこに対しての、全員のギャップが正直あるなと感じたし、周りには伝えてるつもり。『こういう風に動いて、こういう風にすればもっとボールが前進する』っていう成功体験が今、長崎にはないので。やっぱり柏さんからもっと学ぶべきだと思う」
開幕から3試合を終えて1勝2敗。開幕節の京都サンガF.C.には勝利したものの、柏戦ではポゼッション率が30%と圧倒される試合展開が数字にも現れた。「本当に圧倒されていたと思うので。これはやっぱ変えないといけないなと思います」。アルビレックス新潟時代に残留争い、J2降格を経験している長谷川だからこそ、感じる強い危機感がある。
「僕が新潟にいた時よりも、もっと危機感を持った方がいいかな…。新潟の時はある程度サッカーが確立してて、チャンスもありましたけど、今はそういう状況がほぼ作れてないので。もっと危機感を持った方がいいのかなっていうのはありますし。でも、これが第3節で出てきてるっていうのが、いいことなのかな」
主力としてフル出場を続けるからこそ、背負う責任感がある。「もっとみんなで話し合っていきたい」。同じ景色を描き、世界に羽ばたくチームへと成長するために、目の前の一戦に向き合う長谷川の姿があった。
「J2から上がってきたチームなので。負けて当たり前じゃないですけど、常にやっぱりチャレンジャーの気持ちで行かないといけない」
取材対応の最後には、少し笑顔を見せて「頑張ります」と口にした長谷川。長崎を高みに導くために、チームに向き合い続けていく。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)




















