英戦術は「リーダーシップの終焉」 元独代表が猛批判…母国出身監督にも容赦なし「教訓生かしていない」

イングランド代表はW杯準決勝でアルゼンチン代表に1-2の逆転負け
イングランド代表は現地時間7月15日、FIFA北中米ワールドカップ(W杯)準決勝でアルゼンチン代表と対戦し、1-2で逆転負けを喫した。1点リードの終盤に逃げ切りを図る守備的な采配を見せたトーマス・トゥヘル監督に対し、元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスが厳しい言葉で非難を展開している。ドイツ紙「ビルト」が報じた。
イングランドは1-0とリードしていた後半27分トゥヘル監督は先制点を挙げたFWアンソニー・ゴードンに代えてDFエズリ・コンサを、さらに同37分にMFデクラン・ライスに代えて長身DFダン・バーンを投入して守備固めを図った。だが、この直後にアルゼンチンの猛攻を浴び、わずか7分間で2失点。痛恨の逆転負けで大会から姿を消す結末となった。
同紙は、ドイツのテレビ局「MagentaTV」で専属解説を務める37歳のフンメルスによる戦術分析を紹介。フンメルスはイングランドが5バックへ移行したことについて「クラシックな“バスを停める(ゴール前を固める)”戦術だった」と断言しつつ、「ペナルティーエリア付近であまりに消極的だった。あのように守るなら、極めてアクティブでなければならない。チーム全体でアグレッシブに守り続けなければ、ボールを放り込まれて完全に潰される」と、受け身になりすぎた姿勢を問題視した。
さらに、逆転負けという無惨な結果に対して「彼らは残念ながら教訓を生かしていなかった」と手厳しく指摘。「早い時間帯から深く引いて、消極的になること。それこそが『リーダーシップの終焉だ』だ」と強く断言している。目前で決勝への切符を逃した失意のイングランドに対し、名手からは最大の失敗要因として強烈なダメ出しがなされている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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