政治的横断幕が物議…アルゼンチンは「追放されるべき」 12年前にも処分の過去「出場停止にすべき」

イングランドに逆転勝利を収めた直後、選手たちがピッチで掲げる
アルゼンチン代表は現地時間7月15日、北中米ワールドカップ(W杯)準決勝でイングランド代表と対戦し、2-1で勝利して2大会連続の決勝進出を決めた。しかし、試合後のピッチ上で行われた祝賀の際、選手たちが領有権を主張するバナーを掲げた行為が大きな物議を醸している。英紙「デイリー・メール」が「FIFAから処分の可能性」と報じた。
試合はイングランドが先制するも、終了間際に猛反撃に打って出たアルゼンチンが劇的な2ゴールを奪って逆転。決勝進出への興奮に包まれるなか、試合後にDFリサンドロ・マルティネス、MFジョバニ・ロ・チェルソ、DFクリスティアン・ロメロら一部の選手がピッチ上で「Las Malvinas son Argentinas(マルビナス諸島はアルゼンチン領である)」と書かれたバナーを掲げ、ライバルを刺激するように歓喜を爆発させた。
フォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島)は、1982年に両国間で激しい武力衝突が起きた歴史を持つ英国海外領土であり、いまなお政治的な緊張が残る極めてデリケートなテーマだ。国際サッカー連盟(FIFA)や国際サッカー評議会(IFAB)は、大会での政治的なメッセージやスローガンの表示を規則で厳格に禁じている。
同メディアは、FIFAが2014年に同様のメッセージを掲げたアルゼンチンに2万ポンド(約440万円)の罰金処分を科した前例を引き合いに、今回のW杯という大舞台での違反行為に対して厳しい処分が下される可能性を指摘している。
SNS上でもこの行為に対して「決勝への出場を停止にすべき」「所属クラブから売却やキャプテン剥奪などの処分を受けるべき」と英国ファンからの怒りの声が相次ぐ事態に発展している。政治的な緊張を乗り越えて悲願の王座へと突き進みたいアルゼンチンだが、決勝を前にピッチ外での不穏な動きがチームの足元を揺るがすことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















