トゥヘル監督が落胆「失望しています」 まさかの逆転負けも…「間違いだったと言うのは簡単」

「何百万人もの監督がいて、みんながよりよく分かっている」
イングランド代表は現地時間7月15日、北中米ワールドカップ(W杯)の準決勝でアルゼンチン代表と対戦し、1-2で敗れて決勝進出を逃した。試合後に国際サッカー連盟(FIFA)のインタビューに応じたトーマス・トゥヘル監督は「失望しています」と肩を落とし、「私たちは本当に近いところまで行きました」と率直な思いを口にした。
試合は先制に成功したものの、リードを守り切ることができなかった。指揮官は「得点した後に受け身になりすぎて、多くのチャンスを与えてしまいました」と失速の要因を分析。試合終盤は、ボール保持の流れを取り戻せず、あまりにも多くのクロスやシュートを許した。
劣勢を跳ね返すべく、指揮官は5バックへのシステム変更を決断した理由については「すぐに失点してしまい、ギャップがあまりにも空きすぎていた。相手はすべてのヘディングで勝っていましたし、クロスを何度も何度も入れてきた。内側のギャップを閉じ、空中戦でより強くなるために5バックにしました」と説明した。
守備的な交代策が結果的にさらなるプレッシャーを招いたのではないかという指摘に対しては、毅然とした態度で応じた。「うまくいかなければ、それは間違いだったと言うのは簡単です」と語り、こう続けた。「そういう議論が出ることは理解できますし、試合後には、当然ながら何百万人もの監督がいて、みんながよりよく分かっているということです」。交代策について外部からさまざまな意見が出ることは承知の上で、「私はピッチ上で決断を下さなければいけません。試合をそのように分析しましたし、その責任は取ります」と采配への責任を背負い込んだ。
悔しい逆転負けを喫したが、自身の決断や戦いぶりに対して「今の時点では、後悔はありません」と2度繰り返した。「チームはすべてを出し切りましたし、私たちは自分たちの中でも良い試合の一つをしました。状況を考えれば、おそらく最高の試合だったかもしれません」と死力を尽くした選手たちを高く評価した。
今大会のイングランドは、グループステージでの強豪との対戦や長距離移動に加え、高地や暑さといった厳しい環境でのプレーを強いられてきた。「あらゆる障害を乗り越えてきました。試合を通してメンタリティは見えたと思いますし、強いグループであることも見えたと思います」とチームの団結力に胸を張った。
今は大会全体を分析するタイミングではないと断りつつ、最後に3度目となる「今日は本当に、本当に近いところまで行きました」という言葉を紡ぎ、あと一歩届かなかった決勝の舞台へ思いを馳せた。




















