“まさかの頭突き”から20年 引退間際…W杯決勝での事件を回顧「無表情が突然崩れた」

フランス代表のジネディーヌ・ジダン【写真:AP/アフロ】
フランス代表のジネディーヌ・ジダン【写真:AP/アフロ】

2006年W杯決勝でのジダンvsマテラッツィを回顧

 元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンは、2006年のワールドカップ(W杯)決勝で元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィとの“頭突き事件”を起こした。米メディア「The Athletic」公式Xは事件から20年となる現地時間7月9日、この出来事を回顧した。同メディアは、ジダンの輝かしいキャリアにおける衝撃の瞬間に改めて注目し、「最後を飾る行動だった」と伝えている。

 事件は延長戦の中で起きた。ペナルティーエリアを離れる際、ジダンとマテラッツィは何度か接触し、言葉を交わした。マテラッツィによれば、ユニフォームを引っ張ってマークしていたことを指して「もし君が俺のシャツを欲しがるなら、試合後にくれてやるよ」と言われ、それに返す形でジダンの姉を揶揄するような言葉を投げかけたという。

「The Athletic」はこの発言について「何気ない一言だった」としているが、この言葉がジダンの逆鱗に触れ、頭突き事件に発展。ジダンはレッドカードを受け、現役最後の試合を終えることとなった。同メディアは「ジダンがマテラッツィに見舞った頭突きほど、象徴的な瞬間はない」と綴っている。そして、激怒したジダンの様子を「神経を逆なでした」「謎めいたスフィンクスのような無表情が突然崩れた」と描写し、一瞬にして感情を爆発させた場面を伝えていた。

 20年が経過した今もなお、ジダンの頭突きはW杯を象徴するシーンとして語り継がれている。開催中の北中米大会では、どのような決勝が待っているのだろうか。

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