来年1月ならバルサ移籍容認? 広州恒大会長がパウリーニョの去就問題に言及

バルサが再オファーとスペイン紙報道も「重要な選手を手放す時ではない」

 バルセロナが今夏の補強のメインターゲットとしているのが、広州恒大のブラジル代表MFパウリーニョだ。現役セレソンを巡ってはスペインと中国間で駆け引きが行われている真っ最中だが、スペイン紙「スポルト」によると広州側は来年1月の移籍ならば認める、という方針のようだ。

 バルサは不動の中軸であるスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが33歳を迎えるなど、自慢の中盤が徐々に高齢化している。補強の最優先事項となっているなか、そのリストの上位にいるのがパウリーニョだ。しかし、記事によれば広州もブラジル代表MFを簡単に手放すつもりはなく、2000万ユーロ(約26億円)の移籍金オファーに対して首を縦に振らず、クラブ側からオファーを拒否したという。

 諦められないバルサ側としては再オファーを出す予定。パウリーニョ本人もスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」紙のインタビューに、「今週中に契約がまとまることを願っている」と語ってバルサ加入を希望しているものの、AFCチャンピオンズリーグと中国1部リーグ制覇を目指す広州の会長シュー・ジアイン氏は次のように自身の見解を述べている。

「財務的な部分だけでなく、チームの現状についても考えてほしい。パウリーニョにとって唯一無二のチャンスであることは理解しているが、今はシーズンの途中だ。我々にとって重要な選手を手放す時ではない。クラブの立場を理解してくれるはずだ」

 シーズン途中での離脱となれば、パウリーニョを中心に築き上げてきたチームが根底から崩れてしまう懸念を挙げている。裏を返せば、シーズン終了後であれば、検討の余地はあるということ。広州側が態度を硬化させつつあるなか、バルサとパウリーニョは契約にこぎつけることはできるだろうか。

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