スウェーデンは「自信がなくなっている」 見抜いた弱点…強力2トップへの解答は「焦れたところを刺す」

森保ジャパンと対戦するスウェーデン代表【写真:ロイター】
森保ジャパンと対戦するスウェーデン代表【写真:ロイター】

日本代表DF渡辺剛が語った対策

 日本代表は現地時間6月25日、アメリカ・ダラスでグループリーグF組第3戦・スウェーデン戦を迎える。日本代表が最も警戒するのがスウェーデンの強力な2トップ、アレクサンドル・イサク(リヴァプール)とヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)だ。この二人をいかにして止めるか。そこが勝敗を握るポイントになる。

 ここまでスウェーデンは初戦でチュニジアを5-1で破ったものの、第2戦のオランダ戦は1-5で敗戦。攻撃力の高さこそ示しているが、守備の脆弱さを露呈する形となっている。

 多くの選手から警戒ポイントとして挙げられているのが強力2トップだ。イサクは2試合で1ゴール3アシスト、ギェケレシュも1ゴール1アシストを記録。DF渡辺剛は「攻撃陣の質が高くて、カウンターが本当に武器」と警戒しつつ、対策として「2対1を作るとか、数的有利な状況を作るとか、数的同数でもしっかり対応できる強さというのを常に意識してやっています」と、数的優位の確保を挙げた。個の対応では、無理に奪いにいくのではなく、帰陣の時間を作るために遅らせることを重視する。イエローカードによるプレーの制限も念頭に置きながら、クレバーな守備で強力2トップに対峙する構えだ。

 振り返れば、2024年のアジアカップ、敗退を余儀なくされた準々決勝のイラン戦では、徹底したロングボールとパワープレーに苦しんだ。前線からのプレッシャーや対角線へのロングフィードに対応できず、セカンドボールも拾えないまま防戦一方となり、PKで逆転を許して1-2で敗戦した。その時と比較し、渡辺はチームの成長を実感している。

「アジアカップをやっていた時は(守備をする際の)距離感があった。ロングボールとか、運ばれた時の間がちょっと遠いところがあったが、今の代表はちょっと距離感があっても、そこで勝てる選手も揃っている。5で並んだ時の距離は近いので、もし(競り)負けてもカバー、フォローというのがすごく近い」

 今の日本代表は以前とは違う。組織としての成熟度が増した今の日本なら、強力2トップとも渡り合えると見ている。

 攻撃面で好機となりそうなのがスウェーデンの守備の不安定さだ。直近2試合ではサイドから崩されるパターンで失点を喫しており、渡辺はその心理的影響を見逃さない。「そこに自信がなくなっている様子は見て取れる」と分析。「(同じパターンで失点しているのは)絶対気にしているし、そこを逆に対策したいと思っていたところを突くことでもメンタルにくると思う」と狙いを明かした。

 だからこそ、戦い方の軸は明確だ。「彼らはやはり自信を持っていると思うので、僕たちが焦れずに相手のやりたいことをやらせないで、我慢比べのところで焦れたところを刺す。じれないこと。どんな展開でも自分たちのサッカーを信じて、我慢するところまで我慢してやり切りたい」と言葉に力を込めた。

 目標はグループステージ1位突破だ。「勝ちにいきます。勝って1位突破を狙うということしか考えていない。勝ち点3を取って、失点をなくして、得失点差でも上回れるような試合にしたい」。強力2トップを抑え、じれずに戦い切る。それが日本のスウェーデン攻略の答えだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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